この記事の最終更新日は 2018年6月16日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
仰天ニュースでエキノコックスの話しをしていました。
エキノコックスはキツネだけじゃなくて犬からも感染するとのことです。
エキノコックスというのは何か気になりましたので調べてみました。
エキノコックスとは
エキノコックス属条虫の幼虫(包虫)に起因する疾患です。
人体各臓器特に肝臓、肺臓、腎臓、脳などで包虫が発育して諸症状がでます。
人間には、成虫に感染しているキツネ・犬などの糞便内の虫卵を経口摂取することで感します。
潜伏期間は5~15年で、発症すると病巣を完全に切除する以外に有効な治療法はありません。
犬・猫へ感染した場合
症状
犬はだいたいのケースでは、感染していても症状が現れない「不顕性感染」となります。
感染した野ネズミを食べたり、口にくわえたり行うことで虫卵が体内に侵入し、感染するのです。
感染した犬は、糞便中に沢山の虫卵を排泄するのです。
予防・治療
成虫においては、プラジクアンテル(製品名ドロンシット)を投与します。
ほとんど100%の駆虫効果があります。
犬に中間宿主にあたる野ネズミを食べさせたり、口にくわえさせたりさせてはいけません。
人間に感染した場合
イヌ科の動物から、次なる感染源となる虫卵が排泄されます。
ペットであるなら主に犬、野生動物ではキツネがトラブルになります。
症状
感染したとしても、5~10年は無症状で自覚症状はないのです。
機関が過ぎた後、嚢胞が大きくなるにともなって、肝臓内の胆管や血管が塞がれ、肝機能障害が進みます。
末期は重度の肝機能不全となり、発育中の嚢胞の一部分が破れ、多包条虫が血流に乗って肺や脳、骨髄など、様々な臓器に転移します。
放置してしまった場合90%以上が死亡するのです。
予防・治療
患部の摘出を行います。
切除しない場合、死亡率は5年で70%で10年では94%に達します。
野山に出かけて帰宅したときは手をきれいに洗うこと。
衣服・靴についた泥落とすこと。
沢・川の生水は飲まないこと。
山菜・野菜・果物などはきれいに洗ってから食べること。
犬の放し飼いを絶対しないこと。
まとめ
怖い話ですが、予防法は手洗いや山・川の水は飲まないことや犬の放し飼いはやめることなどは最低気をつけましょう!