この記事の最終更新日は 2018年9月8日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください

今度は箱根駅伝のランナーが監督のパワハラ

スポーツ界の暴力事件は、日大アメフト部の危険タックルから始まりました。

 

ボクシング連盟・体操協会などの事件が続々と出てまいりました。

 

今度は箱根駅伝名門の日本体育大学の陸上競技部駅伝ブロック監督の渡辺正昭氏55歳のパワハラ行為です。

 

事件を調べてみました。

 

 

箱根駅伝にも出た小林聡さん(仮名)の告発

 

小林君は今年に夏まで日本体育大学駅伝ブロック所属していました。

そして箱根駅伝にも出走したエリートランナーだったのです。

 

将来は嘱望されていた小林君が箱根への思いを諦めなければならなかった理由

 

渡辺正昭監督の就任当初、前任監督との指導方針の違いにチームは動揺していました。

それでも監督は、俺の考えについてこれない奴はいらない!という態度は、選手の間ではストレスになっていました。

つまり言葉の暴力だからです。

 

早朝5時からの練習と同時に地獄が始まります。

走行中、ペースを崩した選手に、もう練習に来なくともいい。

部からもやめて大学からいなくなれ~~と罵倒します。

 

練習参加も許されず箱根の道は絶たれてしまうのです。

ついていけなくなった学生に逆上し、伴走車から ひき殺すぞ~

その直後にランナーの命である脚を蹴る体罰を行っていました。

 

その他練習中に脱水症状になった選手をかばっただけの選手に対しても蹴りを入れケガをさせていました。

 

決定的辞めようと思った理由

集団から遅れた同期の選手がいたので、頑張れ~と背中を押してあげました。

すると監督からお前ら何をしているんだ。もう練習から離れろ!と 恫喝されました。

練習のきつさより、監督の言葉は人として間違っていると感じ気持ちの糸が気れたのでした。

 

その他パワハラを受けた佐藤剛志君(仮名)も長年にわたるパワハラに耐え兼ね今年の夏、陸上部を退部しました。

 

9月3日付けにて渡辺監督のパワーハラスメントについて陸上競技部長より、日体大大学に報告しました。

このことが事実ならあってはならないことであり誠に遺憾である。と回答しました。

 

 

渡辺正昭監督へ直撃

Q監督のパワハラについて学生から告発を受けているか?

Aへぇ~。いえ まったくございません。

練習とか、いろんな指導は叱咤激励も含めてしています。

 

Q学生が嘘をついていると?

Aパワハラはないですから

 

Q箱根を夢みた学生にとって退部というのはよっぽどの理由があったのでは?

Aいや、僕は絶対に4年間辞めさずにやろうという方針でやっています。

いろんな事情があるから、沿いいう場合はしょうがないもんね。

 

Q選手に辞めろと言ったことは?

Aう~~ん そうですね、都合が悪く辞めていく時には、自分のいいように言うからね。

 

渡辺監督はパワハラを認めようとしなかったのです。

 

 

日本スポーツ界の指導者

これまでの日本のスポーツ指導者は、パワハラを当たり前のようにしてきた。

社会や企業が認識を改めても、スポーツ界だけは治外法権のようになっていたんです。

それがここにきて、スポーツ界も変わったのです。

世の中の流れが変わって、指導者も変わっていかなければならない。

 

と、スポーツライターの小林信也さんは語っています。

 

勝利のため、行き過ぎた指導で恐怖に陥れ夢まで奪ってしまいます。

 

東京オリンピックも近いので何とか解決出来たらと願います。