この記事の最終更新日は 2018年10月24日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
神社へのお参りと申しますのはなかなか普段ではしないものです。
ですから正式なマナーを把握していない方も多いのではないかと思います。
そういう私もちゃんとした作法はわかりませんので、しっかり作法を習得したいと思います。
丁寧な参拝の作法
なにか成就したい事はありますか?
そのような時には、神様にお願いするために、神社に足を運びましょう!
いざ神社へ行って手を合わせるだけの参拝ではありませんか。
せっかく神様にお願い事をするのですから、神様に失礼があってはいけません。
失礼のないように参拝しましょう。
神社へのの正式な参拝方法を知らない人が私も含めて多いです。
できれば、丁寧な作法を守って、神様に願い事をしてみましょう。
参道(さんどう)
出雲大社大鳥居
まず鳥居から入ります。
鳥居と言いますと、神様がおられる神社の門と言えます。
そういう理由で神様に神社に参拝させていただきっますという挨拶をしましょう。
帽子をぬいで鳥居の前で一礼(一揖/いちゆう)をしてから入ります。
参拝が終わって帰る時も、出る際も社殿の方に向き直って一礼しましょう。
参道を進むときは参道のまん中を進んではいけません。
参道のまん中は正中/せいちゅうといいまして、神様が通る道なので、わたくしたちが通るところではありません。
手水舎 (ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ)
お参りをする前に、本当は精進潔斎や禊をしなければなりませんが、今の世の中そう簡単にはいきません。
その代り参道の脇にある手水舎で自身の身を清めます。
手水舎には水が溜めてあり、柄杓/ひしゃくが準備されています。
①まず右手で柄杓を持って水を汲み、左手に水をかけて清めます。
②その次に左手に柄杓を持ちかえて右手に水をかけて清めます。
③再度ひしゃくを右手に持って、左の手のひらに水をついで水を口にいれてすすぎます。
④口をすすぎ終わったら、水を左手にかけて清めます。
⑤使った柄杓は立て柄杓の柄の部分に水を伝わらせるようにして清めてひしゃくを最初の位置に戻します。
(ひしゃくに直接口をつけてはいけません。)
参拝(さんぱい)
まず、一礼をします。
お辞儀をしたあと、鈴を力強く鳴らしましょう。(神様に自分が来ました~ということを知らせるわけです)
続いてお賽銭を静かに入れましょう。
そして二礼二拍手一礼を行います。
二礼二拍手一礼の作法
神前に向かって、二回深く(90度くらい)おじぎをします。
手のひらを合わせ、柏手を二回うちます。
もう一度、深く腰をまげておじぎをします
正式参拝(せいしきさんぱい)
正式参拝というのは昇殿参拝のことです。
祈祷内容によって作法が異なって来ますのでその場で巫女さんの指示に従いましょう。
天津祝詞 (あまつのりと)
さらに丁寧に参拝したい場合
参拝のさい二礼二拍手一礼のあとに天津祝詞(あまつのりと)を唱えます。
天津祝詞引用
高天原に神留まります 神漏岐 神漏美之命以ちて
皇御祖神伊邪那岐之大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
身禊祓い給ひし時に生坐る祓戸の大神等 諸々の禍事罪穢を祓へ給へ
清め給へと申す事の由を 天津神 国津神 八百万の神等共に聞食せと恐み恐み申す<読み>
たかあまはらにかむずまります かむろぎ かむろみのみこともちて
すめみおやかむいざなぎのおおかみ つくしのひむかのたちばなのおどのあわぎはらに
みそぎはらいたまひしときにあれませるはらいどのおおかみたち もろもろのまがことつみけがれをはらへたまへ
きよめたまへともうすことのよしを あまつかみ くにつかみ やおよろずのかみたちともにきこしめせとかしこみかしこみもうす
お御籤(おみくじ)
お御籤(おみくじ)を引いた時に、境内の所定の場所へ結びつけるのは厄を祓うためのものです。
よいおみくじが出た場合は結びつける必要はありません。
おみくじを結ぶための場所が設けてあるので、そこへ悪いおみくじを結びましょう。
(境内の木の枝に結びつけると木が傷つくのでやめましょう)