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スマートフォンの動作が重くなると、
「古いから仕方ない」と思ってしまいがちです。しかし実際には、
スマホが重くなる原因は
本体の古さだけではありません。バックグラウンドで動くアプリ、
ストレージの蓄積データ、
見えないシステム処理など、
気づかない部分で動作を遅くしている要因が
複数存在しています。本記事では、
「スマホが重くなる本当の原因」と
買い替える前に試すべき対策を、
仕組みから分かりやすく整理して解説します。
※本記事の内容は、下記の解説動画とあわせてご覧いただくと、より理解しやすくなります。
スマホが重くなる本当の理由
ストレージがパンパンになっている
スマホが重くなる一番の原因、これです。
想像してみてください。引っ越しのとき、段ボール箱にギュウギュウに荷物を詰め込んだら、必要なものを探すのに時間がかかりますよね。スマホのストレージも同じなんです。
容量が90%以上埋まってくると、スマホは急激に動作が遅くなります。これ、知らない人が本当に多いんですよね。
iPhoneでもAndroidでも、ストレージに余裕がないと、一時ファイルを作る場所がなくなって処理速度が落ちるんです。新品のスマホでも、容量がパンパンなら重くなります。逆に言えば、3年前のスマホでも容量に余裕があればサクサク動くってわけです。
確認方法は簡単です。
**iPhoneの場合**
設定→一般→iPhoneストレージ
**Androidの場合**
設定→ストレージ
ここで使用率を見てみてください。80%を超えていたら要注意。90%を超えていたら、それが重さの原因である可能性が高いです。
アプリのキャッシュが溜まりまくっている
「キャッシュ」って言葉、聞いたことありますか?
これは、アプリが「次回もっと早く表示するために」保存しておくデータのことです。本来は便利な機能なんですが、これが溜まりすぎると逆効果になるんですよね。
特にSNS系のアプリ。TwitterやInstagram、TikTokなんかは、見た画像や動画をどんどんキャッシュとして保存していきます。毎日使っていると、気づかないうちに数GBになっていることも。
私の友人は、Twitterアプリだけで5GB以上キャッシュが溜まっていて、それをクリアしたら「別のスマホになったみたい!」って驚いていました。
バックグラウンドでアプリが動きすぎている
画面を閉じたアプリって、完全に止まっていると思っていませんか?
実はほとんどのアプリ、裏でこっそり動いているんです。通知をチェックしたり、データを更新したり、位置情報を記録したり...。
1つ2つなら問題ないんですが、これが10個、20個と増えてくると、スマホは裏で大忙し。表で操作しているアプリの動作が遅くなるのは当然ですよね。
特に注意したいのが、無料アプリ。無料で提供する代わりに、バックグラウンドでいろんなデータを集めているものも多いんです。
アプリを入れすぎている
「いつか使うかも」と思って入れたアプリ、いくつありますか?
実は、インストールしているだけで動作に影響するアプリもあるんです。特にセキュリティアプリや最適化アプリと呼ばれるものは、常に監視しているため、逆にスマホを重くしていることも。
ホーム画面を3回以上スワイプしないと出てこないアプリは、ほぼ使っていない証拠です。そういうアプリ、本当に必要ですか?
今すぐできる!スマホを軽くする方法
まずは不要な写真と動画を整理する
ストレージを圧迫している最大の犯人、それは写真と動画です。
特に最近のスマホは画質が良すぎて、1枚の写真が5MB、動画なら1分で200MBとかザラ。似たような写真を何枚も撮っていたら、あっという間に容量がなくなります。
「でも思い出だから消せない...」
わかります。でも、クラウドに保存すればスマホ本体からは削除できますよね。
**Googleフォトを使う**
Androidの人はもちろん、iPhoneの人も使えます。無料で15GBまで保存できるので、とりあえずここにアップロードしてから本体の写真を削除すればOK。
**iCloudを使う**
iPhoneユーザーなら、iCloud写真をオンにして「iPhoneのストレージを最適化」を選べば、自動的に本体の写真は軽量版に置き換わります。
あと、スクリーンショット。これ、溜まりませんか?私、確認したら800枚以上ありました(笑)。もう必要ないものばかりなので、一気に削除したらそれだけで2GB以上空きました。
アプリのキャッシュをクリアする
**Androidの場合**
設定→アプリ→各アプリを選択→ストレージ→キャッシュを削除
これを、TwitterやInstagram、YouTube、ブラウザアプリなどで実行してみてください。データ自体は消えないので安心してください。
**iPhoneの場合**
ちょっと面倒なんですが、アプリごとに方法が違います。
- Safari:設定→Safari→履歴とWebサイトデータを消去
- Twitter:アプリ内の設定→データ利用の設定→メディアストレージ→削除
- Instagram:残念ながらキャッシュクリア機能がないので、アプリを削除して再インストールするのが早いです(ログイン情報は控えておいてくださいね)
面倒に感じるかもしれませんが、これだけで数GB空くこともあるので、やる価値は十分にあります。
使っていないアプリを削除する
「最後に開いたのいつだっけ?」というアプリ、ありますよね。
iPhoneなら、設定→一般→iPhoneストレージで、「最後に使用」の日付が表示されます。3ヶ月以上前のアプリは、もう使わない可能性が高いです。
「でも、また必要になるかも...」
大丈夫です。必要になったらまたインストールすればいいんです。アプリって、何度でもダウンロードできますから。
特に、インストールしたけど一度も使っていないアプリ。これ、誰にでもあると思うんですが、遠慮なく削除しちゃいましょう。
自動更新とバックグラウンド更新を見直す
**バックグラウンド更新をオフにする**
iPhoneの場合:設定→一般→Appのバックグラウンド更新
Androidの場合:設定→アプリ→各アプリの詳細設定
全部オフにする必要はありませんが、ニュースアプリやゲームアプリなど、リアルタイム性が不要なものはオフにしても問題ありません。
特にゲームアプリのバックグラウンド更新って、ほぼ意味ないですよね。開いたときに更新すればいいだけなので。
**位置情報サービスを見直す**
設定→プライバシー→位置情報サービス
ここで、「常に許可」になっているアプリをチェックしてください。地図アプリ以外で「常に」必要なアプリって、実はほとんどないんです。
「使用中のみ許可」に変更するだけで、バッテリーの持ちも良くなりますし、動作も軽くなります。
もう一歩進んだ対策
定期的な再起動が効果的
「スマホって再起動する必要あるの?」
あります。というか、定期的に再起動しないと、どんどん遅くなっていくんです。
パソコンは毎日シャットダウンしますよね。でもスマホって、バッテリーが切れない限り、何週間も何ヶ月も電源を入れっぱなしにしている人が多いんです。
すると、メモリに不要なデータが溜まっていって、動作が重くなります。
目安は週に1回。特に「最近重いな」と感じたら、まず再起動してみてください。これだけで解決することも多いんです。
電源ボタンを長押しして、「再起動」を選ぶだけ。たった1分の作業です。
アニメーションを減らす
これ、知っている人は少ないんですが、効果は抜群です。
スマホの画面が切り替わるときのアニメーション、あれって見た目は綺麗なんですが、処理能力を使うんですよね。
**iPhoneの場合**
設定→アクセシビリティ→動作→視差効果を減らす(オン)
**Androidの場合**
設定→開発者向けオプション→ウィンドウアニメスケール・トランジションアニメスケール・Animatorの長さスケールを0.5倍または無効
Androidの「開発者向けオプション」は、設定→デバイス情報→ビルド番号を7回タップすると出てきます。
アニメーションを減らすと、見た目の派手さは少し減りますが、動作は確実に速くなります。特に古めのスマホでは効果が大きいですよ。
OSは最新にしておく
「OSを更新すると重くなる」って聞いたことありませんか?
確かに、かなり古い機種だと新しいOSは重く感じることもあります。でも、2〜3年以内の機種なら、むしろ更新したほうが軽くなることが多いんです。
なぜなら、OSのアップデートには「パフォーマンスの改善」や「バグの修正」が含まれているから。セキュリティの面でも、最新にしておくのが安心です。
ただし、5年以上前の機種だと話は別。その場合は、無理に最新OSにする必要はありません。
こんな症状は要注意
熱くなりすぎる
使っていないのにスマホが熱い、充電中に異常に熱くなる...これは要注意です。
バッテリーの劣化や、アプリの異常動作が原因かもしれません。特定のアプリを入れてから熱くなり始めた場合は、そのアプリが原因の可能性が高いです。
設定→バッテリーで、どのアプリがバッテリーを消費しているか確認できます。使っていないのに上位に来ているアプリは、削除を検討しましょう。
バッテリーの減りが異常に早い
朝フル充電したのに、昼にはもう50%を切っている...。
これは、バッテリー自体の劣化か、バックグラウンドでアプリが暴走している可能性があります。
バッテリーの最大容量は確認できます。
**iPhoneの場合**
設定→バッテリー→バッテリーの状態
ここで「最大容量」が80%を下回っていたら、バッテリー交換を検討してもいいかもしれません。新しいスマホを買うより、バッテリー交換のほうがずっと安いですからね。
特定のアプリだけが重い
全体的には普通なのに、特定のアプリだけがやたら重い場合。
そのアプリのデータが破損しているか、アプリ自体に問題がある可能性があります。一度アプリを削除して、再インストールしてみてください。
ゲームアプリの場合は、データ連携を忘れずに!アカウント連携していないと、削除したらデータが消えちゃいますからね。
スマホを買い替えるべきタイミング
ここまで読んで、「じゃあ、いつ買い替えればいいの?」と思いますよね。
正直なところ、以下のような状態になったら買い替え時です。
**画面が割れている・タッチが反応しにくい**
これは物理的な問題なので、修理するか買い替えるかの二択です。
**バッテリーが膨張している**
背面が浮いてきたら危険信号。すぐに使用を中止して、専門店に相談してください。
**OSのサポートが終了している**
セキュリティアップデートが来なくなったら、個人情報の面で危険です。
**ここまで紹介した方法を全部試しても改善しない**
それでも重いなら、さすがに本体の限界かもしれません。
でも逆に言えば、これらに当てはまらないなら、まだまだ使えるってことです。
予防が大事!日頃からできること
写真は定期的にバックアップ
月に1回、スマホの写真をパソコンやクラウドに移す習慣をつけると、ストレージ問題はほぼ解決します。
「月に1回は面倒...」という人は、Googleフォトの「バックアップと同期」をオンにしておけば、自動的にバックアップされます。あとは定期的に本体から削除するだけ。
アプリは厳選する
「無料だから」「面白そうだから」と、とりあえずインストールする癖、ありませんか?
アプリを入れる前に、「これ、本当に必要?」「ブラウザで見るんじゃダメ?」と一度考える習慣をつけると、無駄なアプリが減ります。
通知は必要最小限に
通知が来るたびに、バックグラウンドで処理が走ります。本当に必要な通知だけに絞ると、スマホへの負担が減ります。
設定→通知で、アプリごとに通知をオフにできます。SNSの「いいね」通知とか、ゲームの「スタミナ回復しました」通知とか、正直いらなくないですか?
あわせてこちらの記事もご覧ください。
▶電池が減る本当の理由
電池が減るのは、使いすぎが原因じゃない
まとめ
スマホが重くなる原因は、本体の古さじゃなくて、使い方の積み重ねなんです。
新しいスマホに買い替えても、同じ使い方をしていたら、また1年後には「重い」って言っているかもしれません。
今日紹介した方法、全部やる必要はありません。できそうなものから試してみてください。ストレージを空ける、不要なアプリを削除する、週に1回再起動する。これだけでも、かなり変わるはずです。
「もう古いから」って諦める前に、まずは今のスマホの可能性を引き出してあげてください。案外、まだまだ現役で活躍してくれますよ。
それでも改善しなかったら、そのときこそ本当の買い替え時。でも、多くの場合は今日紹介した方法で復活します。
さあ、今すぐストレージを確認してみましょう。きっと「へぇ、こんなに容量使ってたんだ」って驚くと思いますよ。
